コンタクトレンズは何歳から?小学生でも作れる?旭川市の眼科専門医が解説
2026.07.04コラム
「コンタクトレンズは何歳から使えますか?」
「小学生でもコンタクトレンズは作れますか?」
「眼鏡ではなくコンタクトにしたいと子供に言われました。」
眼科でよくいただく質問の一つが、「コンタクトレンズは何歳から作れますか?」というものです。
実は、コンタクトレンズを始められる年齢に決まりはありません。
大切なのは年齢ではなく、本人が適切に管理できるかどうかです。
この記事では、
・コンタクトレンズは何歳から始められるのか
・年齢より大切なポイント
・小学生でコンタクトレンズを使用するケース
・当院でのコンタクトレンズ処方の考え方
について、旭川市の眼科専門医が解説します。
監修:十川眼科大町院 院長 中林征吾(日本眼科学会認定 眼科専門医、医学博士)
1. コンタクトレンズは何歳から?
2. 年齢より大切なこと
3. 小学生でもコンタクトレンズを使うことはある?
4. 当院でのコンタクトレンズ処方について
5. 安全に使うために大切なこと
6. まとめ
7. 関連ページへのリンク
1. コンタクトレンズは何歳から?
コンタクトレンズは「○歳からしか使えない」という決まりはありません。
一方で、小さなお子さんではレンズの取り扱いや衛生管理が難しいこともあるため、
眼科によって処方を開始する年齢の目安は異なります。
そのため、中学生以降から処方している施設もあれば、小学生から対応している施設もあります。
2. 年齢より大切なこと
コンタクトレンズで最も大切なのは年齢ではなく、本人が適切に管理できることです。
例えば、
・毎日手洗いができる
・レンズのつけ外しができる
・使用時間を守れる
・定期検査を受けられる
といったことが重要になります。
保護者の方の協力も、安全に使用するうえで大切なポイントです。
3. 小学生でもコンタクトレンズを使うことはある?
小学生でもコンタクトレンズを使用することはあります。
例えば、
・スポーツをしている
・眼鏡では不便な場面が多い
・近視進行抑制治療を希望している
などがきっかけになることがあります。
とくに近視進行抑制治療では、近視が進行しやすい低年齢から治療を開始することで、
より高い効果が期待できるとされています。
もちろん、すべてのお子さんにコンタクトレンズをおすすめするわけではありません。
安全に使用できるかどうかを確認したうえで、一人ひとりに適した方法をご提案しています。
4. 当院でのコンタクトレンズ処方について
当院では、使い捨てのソフトコンタクトレンズは小学3年生頃からを目安としています。
もちろん年齢だけで決めるのではなく、コンタクトレンズを安全に管理できるかどうかなどの本人の理解度や管理能力、ご家族のサポート体制などを総合的に考慮して判断しています。
初めてソフトコンタクトレンズを使用される方には、装用方法の動画をご覧いただき、ご自宅で装着・取り外しの練習を行っていただきます。
装着、取り外しがどうしても難しい場合には、後日あらためて装用練習をご予約いただくことも可能です。
また、オルソケラトロジーという就寝中に特殊なハードコンタクトレンズを装用する近視進行抑制治療は6歳からとしています。
小学生では目のピントを合わせる力(調節)が強く、実際より近視が強く測定されることがあります。
そのため、実際の近視などの度数を正確に調べる目的で、 検査の初回は調節麻痺剤を用いた屈折検査を行うことがほとんどです。
その結果をもとに適切な度数を決定し、後日コンタクトレンズ合わせを行っております。
5. 安全に使うために大切なこと
コンタクトレンズは高度管理医療機器です。
正しく使用すれば安全性の高い医療機器ですが、不適切な使用では角膜炎や角膜潰瘍などの重い病気につながることがあります。
装用時間や交換時期を守り、定期的に眼科で検査を受けながら使用することが大切です。
6. まとめ
コンタクトレンズを始める年齢に決まりはありません。
大切なのは年齢ではなく、安全に管理できるかどうかです。
当院では小学3年生頃からを一つの目安としていますが、お子さん一人ひとりの状況に合わせて判断しています。
コンタクトレンズを検討されている方や、
お子さんにコンタクトレンズが適しているか迷われている方は、
お気軽にご相談ください。
7. 関連するページへのリンク
- 診療案内「コンタクトレンズ合わせを検討の方へ」
- 診療案内「近視、遠視、乱視などでお悩みの方へ」
- 診療案内「斜視・弱視でお悩みの方へ」
- 診療案内「オルソケラトロジー治療(近視進行抑制と視力矯正)」
- 診療案内「近視進行抑制治療(小中高生向き)」
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