十川眼科 大町院
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十川眼科大町院(そがわがんか おおまちいん)は旭川市大町で眼科一般診療、硝子体注射、日帰り白内障手術、日帰り緑内障手術、その他各種手術を行っています。とくに緑内障診療に力を入れています。


診療時間

診療時間
9:00〜12:00
受付8:30~11:30
14:00〜18:00
受付13:30~17:30
手術手術

  • 予約外での受診ができますが、緊急の病気を除いて予約の方が優先となります。インターネットによる予約、電話による自動音声案内の予約、通常のお電話による予約があります。初診、再診にかかわらず予約をとることができます。インターネットおよび自動音声では、6ヶ月先~前日の24:00まで予約ができます。当日の予約をとりたい場合はお電話(0166-50-0020)でお願いいたします。
  • メガネ合わせ、コンタクトレンズ合わせ、視野検査、手術前の特殊検査、オルソケラトロジー導入前の検査については、インターネットや自動音声でのご予約はできません。お電話(0166-50-0020)でのご予約をお願いいたします。
  • 昼休み中(12:00~13:30)および土曜日の午後、日曜日、祝日はお電話がつながりません。また、火・木曜日の午後もお電話がつながらない場合があります。よろしくお願いいたします。
  • 毎月第4土曜日は十川健司医師(十川眼科)の診察となり、予約外のみの受診となります。
  • 一般外来休診日:日曜・祝日

ネット予約




アクセス


所在地

〒070-0843 北海道旭川市大町3条6丁目2397−31 大町イチフジビル 1階

隣にコンビニエンスストアのローソン、目の前にパチンコ店のダイエーがあります。

駐車場

約70台

院内のご紹介こちら

バスでお越しの場合

バス停「大町2条8丁目」から徒歩4分程度です。

バスの詳細はこちら (別サイトのリンク)

十川眼科大町院の特徴

  1. わかりやすい言葉、丁寧な説明
  2. 緑内障の正しい診断、適切な治療
  3. 白内障の日帰り手術 (1週間待ち)
  4. 眼科専門医のきめ細やかな診察
わかりやすい言葉で丁寧に説明します

小学生からお年寄りの患者様まで、どなたでも理解できるようなわかりやすい言葉を使います。聞き取りやすい適切なスピードで説明します。

十川眼科大町院_診察風景4_中林医師
緑内障の正しい診断と適切な治療を行います

当院の院長は大学病院で10年以上、緑内障専門外来を行ってきました。 緑内障の正しい診断を行い、眼圧、目の神経の状態、視野障害の変化を判断して、個々の患者様に最も適切な治療法を提案いたします。
緑内障手術(虹彩、線維柱帯、毛様体へのレーザー手術や、流出路再建術、iStent手術、ろ過手術といった外科手術)を日帰りで行うことができます。 緊急性の高い高眼圧に対しても臨時手術にて随時対応可能です。

十川眼科大町院_検査室
丁寧な日帰り白内障手術を行います

最新の手術設備を用いて、丁寧で安全な日帰り白内障手術を提供いたします。 現在、手術は1~2週間待ちで行うことができます。 通常の単焦点眼内レンズのほか、高機能な多焦点眼内レンズを用いることもできます。

手術中
眼科専門医によるきめ細やかな診察

目に関わる様々なお悩みに幅広く対応いたします。些細なことでもお気軽にご相談ください。
眼科専門医として、きめ細やかな検査、診察、治療を行います。

十川眼科大町院_診察風景3_中林医師

診療のご案内

 1. 日帰り白内障手術

目の中にある水晶体というレンズが加齢の変化などでにごってしまい、かすんだりまぶしくなったり、眼鏡を合わせても視力が出なくなったりします。白内障を治すには手術治療しかありません。
現在、当院での白内障手術は最短で1~2週間待ちで行うことができます。

手術は局所麻酔(ほとんどの場合、目薬の麻酔のみ)を行い、非常に小さな傷口(2.0~2.4 mm)を黒目の端に作ります。水晶体の外側の袋のようなものは残して、中の硬く濁った組織を削って除去していきます。ピントを合わせるための代わりのレンズを挿入します。
白内障手術のイメージ


当院の院長は大学病院で難症例の白内障手術を長年執刀してきました。手術時間を可能な限り短くするというよりは、丁寧で安全な手術を常に心がけております。手術時間は片眼で10~15分のことがほとんどです。
また、白内障手術によって少しでも見えやすくなっていただくため、患者様の目に合わせて傷口の作る場所を変えて乱視軽減に努めたり、乱視が強い方には乱視用の眼内レンズを用いたりしております。視野障害がすすんだ緑内障の方には、将来の緑内障手術に備えて切開方法を変えたりもしております。

保険診療で行う白内障手術では単焦点眼内レンズを用います。単焦点眼内レンズでは、手術後に距離によっては眼鏡で矯正したほうが見えやすいです。
眼内レンズ代金込みの自己負担の金額の目安は以下の通りです。

白内障手術日の費用の目安(自己負担額)
  • 3割負担の方: 45,000円前後(片眼)、85,000円前後(両眼同時)
  • 2割負担の方: 30,000円前後(片眼)、56,000円前後(両眼同時)
  • 1割負担の方: 15,000円前後(片眼)、28,000円前後(両眼同時)

高額療養費制度というものがあり、年齢や収入に応じて自己負担額には上限があります。医療費の自己負担割合が1割・2割の方は、月の上限額が18,000円になります。詳しくはこちらをごらんください。

保険診療での白内障手術とは別に、レンズ代金のみ自己負担することで多焦点眼内レンズを用いることもできます。多焦点眼内レンズでは、眼鏡がなくても見える範囲が広がります。夜間の車のライトなどの光がややギラつくことがあります。

多焦点眼内レンズのレンズの特徴と代金
  • アルコン社製 Clareon PanOptix(クラレオン パンオプティクス):遠方、中間、近方40cm の3焦点レンズ。片眼 28万円(乱視矯正レンズは33万円)。
  • アルコン社製 Clareon Vivity(クラレオン ビビティ): 遠方、中間、40cmまで途切れなく見える。夜間の光のギラつきもほぼなし。片眼 28万円。
  • エイエムオージャパン社製 TECNIS Synergy(テクニスシナジー):遠方、中間、近方33cm の3焦点レンズ。片眼 28万円(乱視矯正レンズは33万円)。

多焦点眼内レンズはレンズ代金がかかりますが、医療費控除の対象となります。
詳しくはこちらをごらんください。
 2. 専門的な緑内障診療

目の奥の内側にある神経がダメージを受けてしまい、視野が欠けてくる病気が緑内障です。 一般的には年月をかけてゆっくりと進行することが多いですが、目の圧力(眼圧)がとても高い場合では短時間で一気に進行することもあります。
眼圧を下げることによって緑内障のほとんどの方で視野障害の進行を緩やかにすることができますが、残念ながら現在の医学では緑内障による視野障害を治すことはできません。
日本人の緑内障有病率

40代で2%、50代で3%、60代で6%、70代で10%ほどの方が緑内障と言われ、緑内障にかかる確率は加齢とともに上がっていきます。 かなり進行するまで全く症状がないことも多いため、目の検診を定期的に受けて早めに緑内障を見つけることが重要です。
緑内障が見つかったら隅角検査などで正しい病型診断を行い、患者様の緑内障の危険因子を考慮しながら、適切な治療方法を選択します。

当院の院長は旭川医科大学病院の緑内障専門外来を長年担当してきました。緑内障の正しい診断と治療法の選択、とくに緑内障のレーザー手術や外科手術は院長の最も経験豊富で得意とするところです。

当院では眼圧測定を行う方法として、接触式であるゴールドマン圧平眼圧計、空気を目にあてて測定する非接触式の両方で行うことが多いですが、他にもリバウンド式の眼圧計を用意しており、個々の患者様に最適な眼圧計で測定します。

ほとんどの場合で治療前の眼圧測定に十分な期間をとり、黒目と茶色目の間の水を排水する場所(隅角)の構造をしっかり観察(隅角検査)して正しい診断を行います。角膜の厚みを測定して眼圧測定の誤差を考慮し、点眼薬もほとんどの場合で片目から開始して眼圧下降効果がしっかり得られているかを確認します。

当院には静的自動視野計であるimo(アイモ)、より広い範囲の視野検査ができるゴールドマン動的視野計を用意しております。 imo(アイモ)は通常の視野検査計よりも楽な姿勢で行うことができ、検査時間も短めですので好評です。ゴールドマン動的視野計は、かなり進行した緑内障の方でも視野検査を行うことができます。
視野検査計_imo
視野検査計_GP

緑内障の治療は、隅角という目の中の水を排水する場所の形によって変わります。隅角が広いタイプの開放隅角の方では点眼治療での眼圧下降が基本になります。隅角が狭いタイプの閉塞隅角の方ではレーザー治療(虹彩に対するレーザー)や白内障手術などを行い隅角を広くして、目の中の水の流れを改善することが基本になります。 明確な他の原因のために眼圧が上がっている場合(目の炎症や薬の副作用など)は、そちらへの対応も重要です。
開放隅角の患者様で、十分な点眼加療を行っても眼圧下降が思わしくない場合や視野障害の進行を認める場合には、適切な時期にレーザー治療や外科的手術をおすすめいたします。

すべてのタイプの緑内障の患者様について、眼圧の経過、眼底の神経の状態、視野の経過を正しく判断し、個々の患者様に最も適切な治療方法をご提案いたします。
緑内障のイメージ


手術については、レーザーでの虹彩切開術、隅角形成術、線維柱帯形成術、毛様体光凝固術、マイクロパルス毛様体光凝固術、外科的な手術では iStent手術、線維柱帯切開術(眼内法、眼外法)、線維柱帯切除術(ろ過手術)、ロングチューブ手術を数多く行ってきました。
とくに緑内障手術でしっかりと眼圧を下げるにはろ過手術が必要ですが、術後も中長期で低い眼圧を維持させるためには十分な経験による繊細で丁寧な術後管理が必要です。

当院での緑内障手術はすべて日帰り手術で行っております。緊急性の高い高眼圧に対しても臨時手術にて随時対応いたします。
また、緑内障での視野障害がかなり進行してしまった患者様への身体障害者手帳や障害年金への申請、遮光眼鏡合わせやロービジョンケアについても対応いたします。
(視野障害の範囲が広い患者様はまぶしさの症状が強く出ることがあり、遮光眼鏡という紫外線をカットする眼鏡をかけたほうが見えやすくなることが多いです。また、緑内障が進行すると視覚障害のために日常生活に支障をきたす場合があり、医療、職業、福祉などの面から支援を行うことをロービジョンケアといいます。)
Gloukos_Certificate

 3. 白目、黒目の病気

目が充血する、ゴロゴロする、かゆみがある、まぶたが腫れたなどの症状に対して診断を行い、点眼薬などを処方します。
目がかわく、目を開けていられない、まぶしいなどの症状のドライアイに対して点眼薬を処方したり、涙点プラグの挿入を行っております。涙点プラグの挿入は点眼の麻酔をしたのち、両眼で数分で終わることがほとんどです。

黒目に白目の組織が入り込んでくる翼状片(よくじょうへん)という病気があり、主に鼻側の白目に多いです。大きくなってくると乱視がひどくなったり、瞳にかぶさってしまうと見えにくくなります。ある程度大きな翼状片に対しては、外科的な手術を行っております。
 4. まぶたの病気

空気中にあるホコリ、花粉、動物の毛などが原因となり、まぶたの内側の粘膜が腫れたり充血したりすることがあります。このアレルギー性結膜炎に対しては点眼薬での治療が基本になります。
まぶたに細菌感染が起こってしまい、まぶたが赤くなって腫れたり痛みがあったりするものもらい(麦粒腫、ばくりゅうしゅ)に対しては点眼薬や内服薬を処方したりします。
まつ毛の生え際にあるちいさなトンネルのような通り道に油分が詰まって腫れたり、炎症を起こしたりすることがあります。マイボーム腺梗塞(まいぼーむせんこうそく)といいます。温めてマッサージをすることをおすすめしていますが、点眼薬や眼軟膏を処方したりもします。

まぶたの筋肉が無意識にピクピクする眼瞼痙攣(がんけんけいれん)という病気の程度がひどくなると、目を開けていられなくなったりします。 また、片方の顔面の筋肉全体がピクピクする片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)という病気もあります。
当院では眼瞼痙攣・片側顔面痙攣に対して、ボツリヌス毒素製剤であるボトックス注射の治療を行っております。注射の治療によって痙攣を抑えることができ、効果は3~4ヶ月ほど続きます。保険診療で行えます。
 5. 近視、眼鏡合わせなど

遠くが見えにくい、近くが見えにくい、学校の視力検査で視力低下を指摘されたなどに対しては、目の検査、視力検査などを行います。
お子さんの場合には、必要に応じて検査の目薬を用いて近視や遠視、乱視の度数をしっかりと調べます。メガネ合わせをしてメガネ処方箋の発行や、コンタクトレンズ合わせを行ったりしております (当院で取り扱っているコンタクトレンズ一覧はこちら。)。
軽度の斜視があって物が2つに見えて生活しにくい場合、プリズムメガネで改善する場合があります。

小さいお子さんで強い遠視や乱視があり、矯正視力がまだ十分に出ない弱視の場合、検査の目薬を用いて遠視などの度数をしっかりと調べたのち、メガネ処方箋の発行を行ったり、アイパッチ治療を行ったりしております。 近視の場合もメガネ処方箋発行を行いますが、近視進行抑制の治療を当院では行っております(下記参照)。
網膜という目の神経の病気のためにまぶしさが強い場合、遮光メガネ合わせを行い、メガネ処方箋の発行を行います。
 6. 近視進行の抑制治療

自由診療(保険外診療)にはなりますが、お子様の近視進行を抑制する治療を行っております。成長期の時期は近視が進行する可能性があり、当院では以下の2つの治療を行っております。

マイオピン点眼 0.025%
マイオピン点眼:低濃度アトロピン点眼であるマイオピンという目薬を寝る前に点眼します。点眼をすることで何もしないときに比べて近視進行を30~60%抑制できることがわかっています。詳しい作用機序は不明ですが、薬による効果と考えられています。
マイオピンは 0.01%, 0.025% がありますが、当院ではより近視進行抑制効果が強いマイオピン 0.025% を取り扱っております。1本 3,200円(税込 3,520円)、マイオピン処方時の検査・診察料 1,300円(税込 1,430円)で行っております。 最初の処方後は1ヶ月後に診察を行い、その後は3ヶ月ごとの診察となります。

オルソケラトロジー:寝る前に特殊なハードコンタクトレンズをつけて眠り、角膜の形を変化させます。朝起きてレンズをはずしても角膜の形の変化は一定期間続くため、眼鏡をかけているのと同じ矯正効果があり、裸眼での生活が可能です。 レンズ装用を中止すれば角膜形状は元に戻るため安心です。日中裸眼で過ごせるため、激しいスポーツ、マリンスポーツも安全に行うことができます。6歳からの治療が可能です。
オルソケラトロジー


オルソケラトロジーを行うと、通常のメガネ装用に比べて近視進行を30~60%抑制できることがわかっております。2009年に日本の厚生労働省でも認可されております。詳しい作用機序は不明ですが、角膜形状を変えることでの焦点の変化による効果と考えられています。

当院では、初年度のおよそ10回の検査、診察、ハードコンタクトレンズ代金、ケア用品をすべて含んで160,000円(両眼の場合。片眼の場合は100,000円。税込)で行っております。
初回時と2回目にまとまった金額をお預かりしますが、初回から1ヶ月の間に治療中止のご希望があれば、1回あたりの検査・診察代を5,000円とし、残りの金額は返金いたします(レンズは返却いただきますが、レンズ代もかかりません)。
初回時から2ヶ月以内のレンズの度数交換の場合、および6ヶ月以内のレンズを破損した場合は、片眼1回に限りレンズ交換を無料で行います。

2年目以降は年間の費用ではなく、3ヶ月ごとの診察で1回5000円(税込)になります(ハードコンタクトレンズのケア用品代は含みません。ご購入いただくことになります)。2年に一度、ハードコンタクトレンズの交換が必要になります。コンタクトレンズの代金は1枚25,000円になります。

オルソケラトロジーは高額ではありますが、医療費控除の対象となります。詳しくはこちらをごらんください。

~オルソケラトロジーの検査の流れ ~
  • 初回時:目の適性検査、トライアルレンズ装用を行い、レンズの発注を行います(初回時で治療中止される場合は5,000円のお支払い、治療継続の場合は50,000円を預かり金としていただきます)。
  • 2回目:届いたお子様用のハードコンタクトレンズを用いて保護者の方による装用練習、レンズのケア方法について詳しく行います。治療継続をご希望であれば、コンタクトレンズをお渡しして、110,000円(片眼の場合は5,0000円)をいただきます。
  • 3回目:自宅で実際に寝る前にハードコンタクトレンズをつけ、翌朝にレンズをはずして受診いただき、目の状態を観察、検査などを行います。
  • 4回目:1週間後に受診いただき、目の検査、診察を行います。
  • 5回目:1週間後に受診いただき、目の検査、診察を行います。初回時からおよそ1ヶ月となり、ここで治療を継続、中止するかを確認いたします。中止のご希望があればレンズを返却いただき、1回の検査・診察料 5,000円 ✕ 5日 = 25,000円はいただきますが、残りの金額は返金いたします(両眼の場合 135,000円、片眼の場合 75,000円の返金)。
  • 6、7回目:1ヶ月後に受診いただき目の検査、診察を行います。以降は3ヶ月ごとの通院となります。

注意点:強度の近視・乱視、重症ドライアイ、重症アレルギー性結膜炎、自己免疫性疾患、糖尿病などの方はオルソケラトロジーを行うことができません。

当院の院長は2024年の日本眼科学会総会に併催されたオルソケラトロジー講習会を受講しております。
オルソケラトロジー講習会受講証

 7. コンタクトレンズ合わせ

当院ではコンタクトレンズを一度も使ったことがない方、今まで使ったことがある方のどちらの方へもコンタクトレンズ合わせを行っております。商品は原則としてコンタクトレンズメーカーからご自宅への直送対応ですが、ご希望の方へはコンタクトレンズ処方箋をお渡しすることもできます。

下記の使い捨てのソフトコンタクトレンズを取り扱っております。ハードコンタクトレンズは取り扱っておりません。

  • マイデイ:クーパービジョン社の1日使い捨てシリコーンハイドロゲル素材レンズ。近視、遠視用。乱視用、遠近両用あり。含水率54%、酸素透過率80~100、非イオン性。シリコーンハイドロゲル素材のため、酸素をたっぷり通してつけ心地もよく、乾きにくい。
  • バイオトゥルー ワンデー:ボシュロム社の1日使い捨てヘマ素材レンズ。近視、遠視用。乱視用あり。含水率78%、酸素透過率42、非イオン性。含水率が非常に高くつけ心地がよい。非イオン性でよごれにくい。
  • ワンデーピュアうるおいプラス:シード社の1日使い捨てヘマ素材レンズ。近視、遠視用。含水率58%、酸素透過率42.9。両性イオン性でよごれにくい。
  • ワンデーピュア イードフ:シード社の1日使い捨てヘマ素材レンズ。遠近両用。含水率58%、酸素透過率42.9。両性イオン性でよごれにくい。焦点深度拡張型の遠近両用レンズ。
  • バイオフィニティ:クーパービジョン社の2週間使い捨てシリコーンハイドロゲル素材レンズ。近視、遠視用。乱視用あり。遠近両用あり。-20Dまでの強度近視用、+15Dまでの強度遠視用あり。含水率48%、酸素透過率116~160、非イオン性。シリコーンハイドロゲル素材のため、酸素をたっぷり通してつけ心地もよく、乾きにくい。
  • 2ウィークピュアうるおいプラス:シード社の2週間使い捨てヘマ素材レンズ。近視、遠視用。乱視用あり。含水率58%、酸素透過率33.3。両性イオン性でよごれにくい。
  • ヒロインメイク ワンデー UV M:シード社の1日使い捨てカラーヘマ素材レンズ。カラーはヒロインブラウン。度数なし~近視用。含水率38%、酸素透過率24。非イオン性でよごれにくい。低含水率のためかわきにくい。
  • アイコフレ ワンデー UV M:シード社の1日使い捨てカラーヘマ素材レンズ。カラーはライトブラウン、ブラウン、グレー、ブラック。度数なし~近視用、遠視用。近視用には乱視もあり。含水率38%、酸素透過率24。非イオン性でよごれにくい。低含水率のためかわきにくい。
  • ベルミー:シード社の1日使い捨てカラーヘマ素材レンズ。カラーは5種類のブラウン。度数なし~近視用。含水率58%、酸素透過率24.6、イオン性。含水率が高くつけ心地がよい。

コンタクトレンズの素材と含水率、酸素透過率について
  • ヘマ素材:水分を含むとやわらかくなり快適な装用感が得られる、従来からある素材です。ヘマ素材では、一般的に含水率が50%以上の高含水レンズはやわらかく目に届く酸素量も比較的多いですが、レンズに涙も吸われるため目が乾燥しやすいです。含水率50%未満の低含水レンズは乾燥しにくいですが、目に届く酸素量は比較的少ないです。
  • シリコーンハイドロゲル素材:酸素透過率が極めて高く目への負担が少なく、またかわきにくい素材です。脂質汚れがややつきやすい。

また、レンズの電気的性質でイオン性、非イオン性があります。イオン性のレンズはマイナスイオンを帯びており、水分を含んで装用感がよく、ヘマ素材でも酸素透過率が比較的よいです。プラスイオンを帯びた汚れやゴミを引き付けやすく、一般的にアレルギーで目のかゆみが強かったりする方へは向きません。
非イオン性のレンズはプラスイオンを帯びた汚れを寄せ付けず汚れにくいメリットがあります。ヘマ素材の場合、装用感や酸素透過率はイオン性に比べると劣ります。

当院では多数のトライアルレンズ(検査用のお試しレンズ)を揃えておりますが、度数によってはトライアルレンズの在庫がない場合があります。その場合はトライアルレンズをメーカーから取り寄せて、改めて来院いただきレンズの装用テストを行う場合がございます。ご了承ください。
 8. 目の中の病気

かすんで見える、光や糸くずのようなものが見える、視力低下などの症状に対して、視力検査、眼底検査、診察などを行い、診断と治療を行います。
目の中の網膜(もうまく)という神経や、硝子体(しょうしたい)という目の中のゼリーのような部分に異常があると見えにくくなることが多いです。

糸くずやゴミのようなものが見えて、目を動かすとついてくる飛蚊症(ひぶんしょう)という現象に対しては、瞳を広げる検査の目薬をつけて目の中の状態を詳しく調べます。 年齢による正常な変化のことが多いですが、まれに網膜に裂け目ができる網膜裂孔(もうまくれっこう)や、実際に網膜という神経が剥がれてしまう網膜剥離(もうまくはくり)という病気で起こることもあります。
網膜裂孔(もうまくれっこう)という病気に対しては、網膜剥離に進行するリスクを抑えるためのレーザー治療があります。

網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)、糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)などの病気では、目の中の血のめぐりが悪くなり、悪さをする新しい血管が出てきて、一気に見えにくくなったり、難治性の緑内障になったりすることがあります。 そうならないように、網膜という神経にレーザー治療を行います。

また、網膜静脈閉塞症、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症(かれいおうはんへんせいしょう)などの病気では、ものを見るのに大事な網膜である黄斑(おうはん)という箇所が腫れてくることがあり、目の中の硝子体という部分へお薬を注射する治療(硝子体注射)があります。
レーザー治療も注射の治療もほとんどの場合、即日で行えます。

黄斑前膜、黄斑円孔といった網膜の手術が必要だったり、網膜剥離といった緊急を要する病気に対しては、緑ヶ丘にある十川眼科をご紹介いたします。手術に必要な検査は当院で行えるため、十川眼科に行くのは手術当日だけのことも多いです。
 9. レーザー治療

後発白内障(白内障手術後の水晶体の袋のようなものがにごって見えにくくなること)に対するレーザー、原発閉塞隅角緑内障に対するレーザー(虹彩切開術や隅角形成術)、開放隅角緑内障に対するレーザー(選択的レーザー線維柱帯形成術、マイクロパルス毛様体光凝固術)、網膜裂孔に対するレーザー(網膜光凝固術)、網膜静脈閉塞症や糖尿病網膜症に対するレーザー(汎網膜光凝固術)があります。 ほとんどの場合、即日で行うことが可能です。

レーザー機器1
レーザー機器2

 10. 目への注射の治療

加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などの目の病気では、血管内皮増殖因子という物質が目の中で作られ、悪さをする新しい血管が作られたり、目の中の神経が腫れたりすることがあります。血管内皮増殖因子の働きを抑える薬を目の中の硝子体という部分に注射して投与することで、病気の進行を抑制します。
このお薬は高額ではありますが、高額療養費制度というものがあり、年齢や収入に応じて自己負担額には上限があります。医療費の自己負担割合が1割・2割の方は、月の上限額が18,000円になります。詳しくはこちらをごらんください。

また、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、ぶどう膜炎などの目の病気では、炎症のために目の神経が腫れたりすることがあります。ステロイドという薬を白目に注射して(テノン嚢下注射)炎症を抑えることで、浮腫を抑制する効果があります。

硝子体注射、テノン嚢下注射もほとんどの場合、即日で行うことが可能です。痛みもほとんどなく短時間で終わります。

まぶたの筋肉が無意識にピクピクする眼瞼痙攣(がんけんけいれん)という病気の程度がひどくなると、目を開けていられなくなったりします。 また、片方の顔面の筋肉全体がピクピクする片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)という病気もあります。
当院では眼瞼痙攣・片側顔面痙攣に対して、ボツリヌス毒素製剤であるボトックス注射の治療を行っております。注射の治療によって痙攣を抑えることができ、効果は3~4ヶ月ほど続きます。保険診療で行えます。
 11. 当院の施設基準

当院は保険医療機関の指定を受けています。以下の届け出を行い診療を行っております。

  • 短期滞在手術等基本料1
  • コンタクトレンズ検査料1
  • ロービジョン検査判断料
  • 緑内障手術(緑内障手術(流出路再建術(眼内法)及び水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術))
  • 緑内障手術(濾過胞再建術(needle法))
  • 外来ベースアップ評価料
  • 医療DX推進体制設備加算
 12. その他

  • デジタル医療情報の活用について:当院では質の高い診療を実施するため、オンライン資格確認や電子処方箋のデータ等から取得する情報を活用して診療を行っております。
  • 当院ではオンライン請求を行っております。

  • お支払いは現金のほか、各種クレジット(VISA, MasterCard, JCB, AmericanExpress, DinersClub, Discover)、電子マネー(楽天Edy, nanaco, WAON, QuicPay, applePay, iD, Suicaなど交通系電子マネー全般)、QRコード決済(楽天Pay, auPay, PayPay, d払い)、Smart Code に対応しているコード決済(JALpay, ANApay, 銀行pay(ゆうちょpay など), FamiPay, JCBpay, LINEpay, EPOS PAY, メルペイ, atone, GLN, BNPJ, Payどん, など)に対応しております。
    オルソケラトロジーについては1ヶ月以内の返金対応の都合上、現金もしくはクレジットのみのお支払いとなります。
  • 院内には無料Wi-Fiを設置しております。

  • 2024年10月から全ての病院と薬局で、長期収載品(先発医薬品)の選定療養制度が開始されます。後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬で、患者さん自身が先発医薬品の処方を希望される場合は、先発品と後発品の差額の1/4の金額を追加でご負担いただきます(当院は院内処方はしておりませんので、薬局でのご負担になります)。

  • 医療費控除について:納税している方とその世帯の方において、1~12月の1年間で(支払った医療費の合計)-(保険金での補填金額)- 10万円 = 医療費控除額 とし、医療費控除額 ✕ 所得税率の金額が確定申告によって戻ってきます(医療費控除額は上限が200万円です。所得税率は、課税所得 195万円未満で5%、195~330万円で10%、330~695万円で20%、695~900万円で23%、900~1800万円で33%、1800~4000万円で40%、4000万円以上で45%です)。

  • 高額療養費制度について:国民健康保険や被用者保険などの公的医療保険に入っていれば、病気をしたときの費用の1~3割の自己負担になります。さらに医療費が高額になった場合、年齢や収入に応じて「自己負担限度額」が決められ、それを超えた分の負担はありません(一旦お支払いしても、あとから払い戻される仕組みになっています)。この制度を「高額療養費制度」といいます。自己負担の限度額の目安は以下の通りです。
  • 高額療養費制度による自己負担の限度額



院長
中林 征吾なかばやし せいご

日本眼科学会認定眼科専門医
医学博士
日本眼科学会、日本緑内障学会 所属
身体障害者福祉法指定医
視覚障害者用補装具適合判定医
ボトックス施注資格認定医
白内障、緑内障の手術執刀経験多数

旭川医科大学病院眼科では緑内障専門外来を10年以上担当し、緊急手術を含めた緑内障治療を行ってきました。 また、難しい症例の白内障手術や、ドライアイ、その他の網膜疾患などに対する治療も多数行ってきました。
大学病院で培ってきたそれらの経験をもとに、十川眼科大町院でも皆様の見える喜びをサポートします。 居心地がよく気軽に受診でき、眼科受診を通して皆様が笑顔で前向きになれるような眼科クリニックを目指します。

院長略歴

2004
旭川医科大学医学部医学科 卒業
2005-2011
旭川医科大学、釧路赤十字病院眼科、市立釧路総合病院眼科、市立稚内病院眼科、釧路労災病院眼科
2011
旭川医科大学大学院 医学系研究科
眼科学専攻博士課程 修了 医学博士取得
2011-2014
旭川医科大学眼科、八雲総合病院眼科
2014
旭川医科大学眼科 診療助教
2020
旭川医科大学眼科 講師
2023
十川眼科大町院 院長

大学病院でつちかった
技術を、地域医療へ

理事長十川 健司そがわ けんじ
日本眼科学会専門医・網膜硝子体学会所属
医学博士・眼科手術学会所属
視覚障害者用補装具適合判定医
ボトックス施注資格認定医

理事長略歴

2003
国立旭川医科大学 医学部 医学科 卒業
2009
旭川医科大学 医学研究科 博士課程 修了
医学博士取得
2011
旭川医科大学 眼科診療 助教
2016
旭川医科大学 眼科学講座 医局長
2017
旭川医科大学 眼学講座 講師 眼科副科長
2019
十川眼科 開院
2022
ふらの眼科 開院
2023
十川眼科 大町院 開院