旭川市で近視進行抑制治療を検討されている方へ|オルソケラトロジー、リジュセアミニ点眼など
旭川市で近視進行抑制治療をご検討中の方へ。このページでは治療方法や費用などを説明いたします。
監修:十川眼科大町院 院長 中林征吾(日本眼科学会認定 眼科専門医、医学博士、オルソケラトロジー講習会修了医)
1. 近視とは、近視進行抑制治療とは
2. 低濃度アトロピン(リジュセアミニ)点眼
3. オルソケラトロジー
4. 多焦点ソフトコンタクトレンズ
5. 関連するコラムページへのリンク
1. 近視とは、近視進行抑制治療とは
目に入ってきた光は、角膜、水晶体といった組織で屈折して網膜という目の中の神経にピントが合うのが正常な状態です。 近視とは網膜よりも手前にピントが合ってしまっている状態で、遠くが見えにくくなります。原因としては眼球が後ろ側に伸びてしまうものがほとんどです。 お子様の近視は17~18歳くらいまで徐々に進行することが多く、若いうちほど近視進行が早いと言われます。
近年、手元のものを見る環境が増えており、世界的にも近視のお子様の割合が増えて近視の程度も強くなる傾向にあります。 強い近視になると、将来に黄斑変性、網膜剥離、開放隅角緑内障などの神経の病気になるリスクが増えてしまいます。
近視進行をできるだけ緩やかにするために、手元をみるときは30cm以上離す、30分以上近くを見たら数分は遠くを見る、1日に2時間は外で遊ぶなどが推奨されています。
近視進行を抑制する治療として、ここでは当院で行っている低濃度アトロピン(リジュセアミニ)点眼、オルソケラトロジー、多焦点ソフトコンタクトレンズについて説明いたします。
2. 低濃度アトロピン(リジュセアミニ)点眼(自由診療)

1箱30本入り1ヶ月分で 4,000円(税込)、リジュセアミニ処方時の検査・診察料 1,430円(税込)で行っております(自由診療)。2026年6月からは、検査・診察料を年に2回まで保険診療でできることになりました(点眼薬の費用は自由診療)。 最初の処方後は1ヶ月後に診察を行い、その後は3~6ヶ月ごとの診察となります。
まれに近くが見えにくい、まぶしいなどの副作用が起こることがあります。その場合は点眼を中止します(中止で治ります)。
以前はマイオピン0.025%点眼を使っていましたが、2025年春よりマイオピン0.025%点眼が日本に入らなくなり、現在はリジュセアミニ点眼に切り替えております。
3. オルソケラトロジー(自由診療)
寝る前に特殊なハードコンタクトレンズをつけて眠り、角膜という黒目の表面の形を変化させ(表面を平らにします)、光の屈折を変化させて焦点を後ろにずらすことで、眼鏡をかけているのと同じ状態になります。 朝起きてレンズをはずしても角膜の形の変化は一定期間続くため、裸眼での生活が可能です。 近視進行をおよそ50%程度抑制できることがわかっております。オルソケラトロジーにリジュセアミニ点眼を併用することで、近視進行を50~80%程度抑制でき、当院で行える治療では最も近視進行抑制効果が強いです。
コラムのページに詳しく説明したものがありますので、詳細は「オルソケラトロジー(近視進行抑制と視力矯正)」のページをごらんください。
4. 多焦点ソフトコンタクトレンズ
通常は40歳以上の方が遠くを見つつ老眼の症状を軽くするために使用する遠近両用のソフトコンタクトレンズを使うことで、近視進行を30~40%ほど抑制できるとされています(リジュセアミニ点眼を併用することで、さらに近視進行を抑えることができる可能性があります)。詳しい作用機序は不明ですが、目の神経の周辺の焦点変化による効果と考えられています。
日中はコンタクトレンズをずっとつけているため、自己管理ができる(コンタクトレンズがずれた場合、自分でつけることができるなど)年齢にならないとできません。目安としては小3~小4くらいからです。強度近視(-6 D)以上の方でも行うことができます。遠近両用のソフトコンタクトレンズは乱視用がほぼないため、乱視度数が強い場合は行えません。 3~6ヶ月ごとの診察となります。

