十川眼科大町院
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白内障手術をご検討の方へ|症状・治療方法・費用を旭川市の眼科専門医が解説

白内障手術をご検討中の方へ。 このページでは白内障について、また手術までの流れや費用、眼内レンズなどについて旭川市の眼科専門医が説明いたします。


監修:十川眼科大町院 院長 中林征吾(日本眼科学会認定 眼科専門医、医学博士)



1. 白内障とは
2. 白内障の治療~手術までの流れ
3. 具体的な白内障手術の方法について
4. 眼内レンズについて
5. 白内障手術の費用について
6. 関連するページへのリンク

1. 白内障とは

白内障とは

図のように、外からの光は透明な黒目(角膜)、次に茶色目(虹彩)の真ん中の瞳を通ります。 さらに瞳のすぐ後ろにある水晶体を通り目の中の内側の神経(網膜)に届いて、ここで電気信号が作られて最終的に脳にその電気信号が送られて物が見えると認識します。


白内障となり水晶体がにごってしまうと、網膜という神経にはっきりとした刺激がこなくなり、かすんだりする症状が出てきます。


 白内障の主な症状



白内障と認知症には関連性があると多くの研究で報告されています。 白内障手術をうけて見えやすくなることで長期的な認知機能の低下を減らせることが明らかとなっております。


 白内障の主な原因



2. 白内障の治療~手術までの流れ


現在の医学では、白内障を治すためには手術治療しかありません。


白内障のための点眼薬もありますが、使っても治ることはなく徐々に白内障は進行していきます。 一般的にお薬の効果があるとされるためには数多くの臨床研究から得た科学的な根拠が必要となりますが、白内障治療薬は研究があまりされておらず、その根拠がよくわかっていないのが実状です。


現在、当院での白内障手術はおよそ1ヶ月待ちで行うことができます (車の免許更新などでお急ぎの場合は対応できますのでご相談ください。 免許証の更新期限に間に合わない、手術後の眼鏡等の条件解除申請の詳細はこちら)。


 いつ頃に白内障手術をするべきなのか


何歳ころになったらとか、どの程度の白内障になったら手術をするべきという、明確な決まりはありません。

あくまで当院の院長の考えになりますが、見えにくさなどの症状があって眼科を受診されたときが、手術をしたほうがいい時期と考えております。
また、運転をする患者様であれば、メガネをかけた視力が0.7出ないと運転免許の更新ができませんし、ぼやけた状態での運転も危険なので、レンズを入れて出る視力が0.7以下の場合も手術がおすすめです。
(車の免許更新などでお急ぎの場合は対応できますのでご相談ください。 免許証の更新期限に間に合わない、手術後の眼鏡等の条件解除申請の詳細はこちら)。

2025年の日本人の平均寿命はおよそ男性81歳、女性87歳、そして健康寿命(心身ともに自立して健康に生活できる期間)はおよそ男性73歳、女性75歳と言われています。 白内障手術をうけると認知症予防の効果もあります。白内障手術をして見えやすい状態で生活を楽しむことが、長生きにつながると考えおります。



 白内障手術までの流れ



3. 具体的な白内障手術の方法について



白内障手術の流れ

仰向けの状態での手術になります。上からは顕微鏡からのまぶしい光が当たっており、基本的にその光を見ていただきます。徐々にまぶしさは慣れてくることが多いです。
麻酔の目薬など(点眼麻酔、前房内麻酔)で痛みはなくなりますが、触られたり圧迫される感覚は残ります。もしその感覚がつらい場合は、より強めの麻酔(テノン嚢下麻酔)を行うこともできますが、ほとんどの最初の麻酔のみで行えます。

黒目の端っこに 2~2.4mm くらいの小さな傷口(極小切開)をメスで作ります。にごった水晶体を取っていくのですが、表面は薄くて透明な袋のようなもので包まれています。この袋のようなものはできるだけ残してあげたほうが目にはよいため、前面を円の形でくり抜き、にごった中身を細かく砕いてすべて除去します。
これでにごりはなくなるのですが、レンズの役割をする水晶体の中身をとりっぱなしだとピントが合わないため、人工の眼内レンズを挿入して手術を終えます。通常の場合、手術は10分程度のことがほとんどです。

手術後にできるだけ裸眼でも見えやすくなっていただくため、当院では乱視が最も軽くなる場所に傷口を作ったり傷口の大きさを微調整したりしております。
基本的には 1.0 D 以下の乱視になっていただきたいという思いから、乱視が強い患者様には乱視矯正用の眼内レンズを積極的に用いております。
乱視矯正用の眼内レンズに追加の料金がかかることはありません。当院での眼内レンズの乱視用の使用割合は30%を超えており、多くの方に乱視矯正用レンズを用いております。

また、緑内障で視野障害がすすんだ患者様の場合、将来の緑内障手術に備えた傷口の作り方をしたり、白内障手術と同時に緑内障手術を行うこともできます。


4. 眼内レンズについて

眼内レンズ

直径 6 mm 程度の眼内レンズを目の中に入れます。
保険診療で行える「単焦点レンズ」と、選定療養となる「多焦点レンズ」があります。
(選定療養とは、患者様の希望・選択により保険適用外の治療を保険診療の治療と合わせて受けることができる制度です。)
多焦点レンズを使用する場合は、保険診療の手術代金とは別にレンズ代金がかかります。



 ピントをどこに合わせるか悩まれている方へ


以下のコラムが参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。

5. 白内障手術の費用について


 白内障手術日の費用の目安(自己負担額)


1割負担 片眼15,000円
1割負担 両眼同時27,000円
2割負担 片眼30,000円
2割負担 両眼同時54,000円
3割負担 片眼45,000円
3割負担 両眼同時81,000円
※2026年6月時の費用です。
※単焦点眼内レンズの代金も含みます。

高額療養費制度というものがあり、年齢や収入に応じて自己負担額には上限があります。 70歳以上で医療費の自己負担割合が1割・2割の方は、月の上限額が22,000円になります。
詳しくはこちらの高額療養費についてをごらんください。


 多焦点眼内レンズの特徴と代金
レンズ名特徴価格
アルコン社
Clareon PanOptix Pro(クラレオン パンオプティクス プロ)
遠方、中間、近方40cmの3焦点レンズ(回折型多焦点眼内レンズ)。片眼 30万円
(乱視矯正レンズは35万円)
HOYA社
Vivinex Gemetric Plus(ビビネックス ジェメトリック プラス)
遠方、中間、近方の3焦点レンズ(回折型多焦点眼内レンズ)。遠方・中間をやや抑えて、近方を重視。非優位眼向き。片眼 28万円
(乱視矯正レンズは33万円)
アルコン社
Clareon Vivity(クラレオン ビビティ)
遠方、中間、40~50cm程度まで途切れなく見える。夜間の光のギラつきもほぼなし。(焦点深度拡張型眼内レンズ)片眼 28万円
(乱視矯正レンズは33万円)
Johnson & Johnson社
TECNIS PureSee(テクニス ピュアシー)
遠方、中間、50cm程度まで途切れなく見える(焦点深度拡張型眼内レンズ)。夜間の光のギラつきもほぼなし。片眼 30万円
(乱視矯正レンズは35万円)
※多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は選定療養となります(レンズ代のみ自由診療で上記の代金が追加でかかります)。
※多焦点眼内レンズはレンズ代金がかかりますが、医療費控除の対象となります。 詳細はこちらをごらんください。

白内障手術のご希望がございましたらお気軽にお問い合わせください。





著者情報

十川眼科大町院 院長 中林征吾

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中林 征吾
  • 日本眼科学会認定 眼科専門医、医学博士
  • 日本眼科学会、日本緑内障学会、日本眼炎症学会 所属

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