白内障手術はいつ受けるべき?|旭川市の眼科専門医が解説
2026.05.19コラム
「白内障手術は、いつ受ければいいのでしょうか?」
外来でも非常によくいただく質問です。
白内障は加齢によって誰にでも起こりうる病気ですが、進行のスピードや生活への影響は人それぞれ異なります。
「まだ見えているから大丈夫?」
「もう手術したほうがいい?」
「放置するとどうなるの?」
この記事では、
・白内障手術を考えるタイミング
・手術を検討したほうがよい症状
・白内障を放置するとどうなるのか
について、眼科専門医がわかりやすく解説します。
監修:十川眼科大町院 院長 中林征吾(日本眼科学会認定 眼科専門医、医学博士)
1. そもそも白内障とは?
2. 白内障手術はいつ受けるべき?
3. こんな症状があれば手術を検討
4. まだ急がなくてもよいケース
5. 白内障を放置するとどうなる?
6. まとめ
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1. そもそも白内障とは?
白内障とは、目の中にある「水晶体」というレンズが濁ってしまう病気です。
加齢によって起こることが多く、早い方では40代頃から少しずつ変化がはじまります。
程度の差はありますが、60歳頃になると多くの方に白内障の変化が見られ、
80歳以上の方ではほぼ白内障がみられると言われています。
水晶体がにごることで、
- かすんで見える
- まぶしい
- 視力が低下する
- 夜間に見えづらい
などの症状が現れます。

2. 白内障手術はいつ受けるべき?
白内障手術を受けるタイミングは、 「生活に不便を感じているかどうか」がひとつの大きな目安になります。
たとえば、
- 運転がしづらい
- 新聞や本が読みづらい
- テレビが見えにくい
- まぶしくて外出しづらい
- 仕事や趣味に支障がある
このような症状がある場合は、手術を検討する時期かもしれません。
視力の数字だけではなく、「日常生活で困っているかどうか」がとても重要です。
「まだ我慢できるから大丈夫」と思っていても、見えづらさを自覚し始めた時点で、
日常生活に影響が出始めている場合があります。
3. こんな症状があれば手術を検討
- 視界がかすむ
- 光がまぶしい
- 夜間運転が怖い
- 眼鏡を替えても見えにくい
- 片目だけ急に見えにくくなった
特に運転をされる方では、 夜間の見えづらさや対向車のライトのまぶしさをきっかけに受診されることが多いです。
4. まだ急がなくてもよいケース
白内障があっても、日常生活にほとんど支障がない場合は、すぐに手術を受ける必要がないこともあります。
実際には、定期的に状態を確認しながら、患者さんの生活スタイルに合わせて手術時期を相談していきます。
5. 白内障を放置するとどうなる?
白内障は自然に治ることはなく、少しずつ進行していきます。
進行すると、
- 視力がさらに低下する
- 手術が難しくなる
- 緑内障など他の病気を引き起こす場合がある
などの問題が起こることがあります。
特に白内障が非常に硬く進行すると、手術中の目への負担が大きくなることがあります。
6. まとめ
白内障手術を受けるタイミングは、「生活で困っているかどうか」が大切な目安になります。
視界のかすみやまぶしさ、運転のしづらさなどを感じる場合は、一度眼科で相談することをおすすめします。
白内障は進行すると見えづらさが強くなり、手術が難しくなる場合もあります。
早めに状態を確認し、適切なタイミングで治療を受けることが大切です。

