視力の成長が止まる「弱視」とは
2025.03.13新着情報
弱視(じゃくし)とは、目になんらかの見えにくい原因があることで、見るための脳の部分の成長がうまくいかず、目に合ったメガネなどをかけても視力が十分にでない状態のことを言います。
正しい治療をすることで弱視は治せることが多いのですが、年齢が進むにつれて治療の効果が小さくなっていきます。できれば小学校に上がる前や小学校低学年の時期には治療を開始したいところです。
赤ちゃんとして生まれたとき、視力は 0.01 程度でぼんやりとしか見えていません。目に病気などがなければ、視界の情報が見えるための脳の部分に正しく伝わり、視力は徐々に上がっていきます。
1歳くらいで0.1程度の視力、3~4歳くらいで大人と同じ視力まで発達しますが、通常大人が行うような視力検査自体も上手にできるのは4歳頃になります。
弱視の原因として最も多いのが、遠視(えんし)、乱視(らんし)などがあって、遠くも近くもぼんやりとしか見えない状態です。近視(きんし)は近くがよく見えるため、弱視になりにくいです。
遠視や乱視の度数に左右差があると、度数の強い方の目だけ弱視になったりもします。斜視があったりすると、よくずれている方の目だけ弱視になったりします。
弱視に対する治療ですが、遠視、乱視などが原因であれば、検査の目薬を使用して遠視などの度数を正確に眼科で調べて、目に合ったメガネをかけることです。
そうすることでメガネをかけたときの視力は徐々にあがってくることが多いです。メガネをかけて視力が 1.0 出るようにすることが目標です。
3歳半検診や就学前検診のときに遠視、乱視の疑いとなったとき、視力が低い可能性を指摘されたとき、小学校1年生の視力検査で視力低下を指摘された際には、眼科受診をするように強くおすすめいたします。
弱視は早期にみつけて、早期に治療をはじめることがとても重要です。
お子様が片目を手で隠すと嫌がったり、テレビなどを極端に近くでいつも見ていたり、視線が左右でずれていたり、検診で目の異常を指摘されたときには眼科受診をするようにしてください。