十川眼科 大町院
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眼瞼けいれんに対するボトックス治療

2025.02.23新着情報

眼瞼けいれん(がんけんけいれん)とは、目のまわりの筋肉が異常に収縮することで目があきにくい、閉じてしまう、まぶたがけいれんする、まぶしい、かわくなどの症状が出ます。

治りにくい病気で40歳以上に多く、男性よりも女性が2.5倍かかりやすいと言われます。 多くの場合で原因不明ですが、精神安定剤、睡眠導入剤、抗精神病薬などが原因となることもあります。

根本的治療はないのですが、症状を改善する方法として目のまわりの皮膚にボットクスというお薬を注射することで、筋肉の異常収縮を抑えることができます。注射の効果は2~3日で現れて3~4ヶ月続きます。

まぶたの筋肉だけでなく、ほほや口の周りにけいれんがおよぶこともあり、「片側顔面けいれん(へんそくがんめんけいれん)」と言います。

眼瞼けいれん、片側顔面けいれんへのボトックス注射の治療は保険診療であり、1~3割の自己負担で受けることができます。

 ボトックス注射の費用(自己負担額)

1割負担約4,000円
2割負担約8,000円
3割負担約12,000円

眼瞼けいれんでは片目のまわりに6箇所、片側顔面けいれんではさらに目以外に3~4箇所追加で注射します。

ボトックス注射をご希望で受診の際にはお電話でのご予約をお願いいたします。薬の在庫の関係でその日に注射の治療をできない場合があります。

健康な方でも、目の疲れや睡眠不足、ストレスなどによってまぶたが勝手にピクピクすることがあります。これは「眼瞼ミオキミア」と言って、数日から数週間で自然とおさまることが多いです。

ドライアイでも目がショボショボする、まぶたが開きにくいなどの症状が出ることもあり、ドライアイ治療の点眼で改善することもあります。

診察で明らかなけいれんがない場合、ドライアイの点眼でまず様子をみる場合もございます。

妊娠、授乳されている女性の方、またはもともと筋肉の病気(重症筋無力症、筋萎縮性側索硬化症など)の方はボトックス注射をすることができません。
また、病気に対する保険診療のため美容目的では行えません。

ボトックス治療は、その講習を受けて認定を受けた医師しか行えません。 当院の院長は眼瞼けいれん、片側顔面けいれんのボトックス治療の認定を受けています。

オルソケラトロジー講習会受講証

目がけいれんして開けにくいなどの症状の方はお気軽にご相談、ご来院いただければと幸いです。